てつさんのジョギングダイアリー

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お休み・100km走ってから1週間&2018飛騨高山ウルトラマラソン100km出走記【当日編その4】

どうも、てつさんです。

 

昨日は休日出勤だったのですが、帰ってきて21時に布団に入ったらそのまま朝の7時まで眠り続けてしまいました。なんと10時間睡眠。

 

普段僕は8時間も寝たら眠れなくなってしまうのですが、やっぱり疲れがたまっていたのでしょうか。

 

右足の親指の爪の痛みもあるので今日も休足。気持ちは走りたいんですけど、足の指の痛みがあるとなんだか走る気がそがれますね。

 

飛騨高山を走り終えて1週間経ちましたが、やはり飛騨高山ウルトラは素敵な大会です。ぜひ来年も走りたいなあ、と思っています。

 

*****

飛騨高山ウルトラマラソン2018出走記続きです。

 

これまでのレポはこちら → 前日編 当日編その1 当日編その2 当日編その3

 

80kmを過ぎると、平坦な道を淡々と走ることになります。天気は曇り空。千光寺のあたりで少し雨は降りましたが、その後は雨も降らず、かといって陽射しが出るわけでもなく、走りやすい天気が続いていました。

 

上枝駅を越えると71kmのランナーと合流します。去年はわりとまだ71kmのランナーを見かけたような気がしますが、今年はほとんど見かけませんでした。

 

去年は歩いたり走ったりを繰り返した道を、キロ7分半程度のゆっくりペースではあるけれども走って進んでいる。それだけでも去年のリベンジを果たしたような気がして気分がいい。

 

再び71kmのコースとお別れして、87.4kmの八日町新鮮野菜販売所エイドではどぶ汁をいただく。これは飛騨荘川の郷土料理で、豆乳にだし汁と塩で味付けしたものらしい。

 

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見た目は甘酒のようですが、塩味が効いていて疲れた体に染み渡る…!

 

冷たいのと温かいの、あわせて3杯いただいてしまいました。

 

そしてこのエイドを出発すると、いよいよ飛騨高山ウルトラ最後の坂、ラスボス峠です。エイドを出たところに立っていたボランティアのお兄さんに「このあとラスボス峠ですよね?」と聞いたらラスボス峠を分かってもらえなかった。「このあと最後の坂ですよね?」と聞いたら「はい、この坂を上って下りたらあとは平坦です!」と答えてもらった。うむ、しょうがない。

 

ラスボス峠もできるかぎり走って上れる勾配の部分は走って上ります。そして峠を上りきって、少し下がったところで90km地点!ちょうど17時に通過。制限時間まであと2時間、完走は問題なくできそう。あとは去年のタイムよりどれくらい速くゴールできるか。

 

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80km~90km ラップ 1:29:06 Ave. 8:55/km (昨年のラップ 1:32:24)

 

ちなみに去年の90km通過時間は17時12分。前半で15分くらいの貯金があったのに、そしてここまで去年は歩いたり走ったりしていたけれど今年はほぼ歩かずに進んだというのに貯金を減らしています。たぶんエイドでゆっくりしすぎたんだろうなあー。

 

90km地点を過ぎると、一気に下り坂。これで最後の坂をクリアしたんだと思うと気持ちも楽になり、一気にペースが上がります。キロ5分半くらいで坂を駆け下り、コース解説で丸山さんが「ソーラーパネルが見えたらあとはゴールまでほぼ平坦です」と言っていたソーラーパネルも見えてきました。

 

17時23分、93.3km第5関門公文書館到着!

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去年は17時36分到着でした。

 

このエイドに到着してまずゲットしたのは清見サイダー

 

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去年はエイドに到着した時点ですでに品切れとなっており、飲むことのできなかった清見サイダー。1年間、飲もう飲もうと心待ちにしていた清見サイダー。口の中で炭酸がはじけ、残り6.7kmを頑張ろうという気にさせてくれます。エイドのお姉さんに「去年これ飲めなかったの!遅くて!」とアピールしながらいただきましたよ。

 

ここで10分ほど先を走っていると思われたラン友さんに遭遇。初100kmに挑戦している彼は顔つきが疲労困憊。「もうキツくて…前へ進むのがやっとだよ…」とのこと。

 

僕は調子に乗って「僕は最後の下り坂でちょっと調子が出てきました。もう少しいけそうです。まあ、マラソンはメンタルのスポーツですからねえ…」と答えておきました。

 

この公文書館でトイレピットイン。あとから思えばこのトイレピットインは余分だったのでは(ゴールしてから行けば良かったんじゃ…)とも思いますが。そして、サングラス越しに自分のお小水の色を見て目を疑います。

 

黒い…。

 

今までに見たことのないような色の液体が自分の体から出るのを見て、若干引き気味に。血尿だなあ…。

 

まあそんなことを今は気にしてる場合ではありません。あと6.7kmしっかり走りきってからくよくよしよう。疲れ切っているラン友さんはもう少し休むということなので、先に出発します。

 

 

96.0kmの最終エイドでサングラスから普通の眼鏡に戻します。あと4km。

 

そのエイドを出てすぐ、後ろから猛然とものすごいスピードで僕を抜き去っていくランナーが。公文書館で置き去りにしたはずのラン友さんです。なんだあれ。キロ5分くらいで走ってるんじゃないか?しかも最終エイドをスキップしてゴールに向かっている。なんだなんだ?

 

とてもじゃないですが、彼のペースにはついていけないので自分のペースを守ってひたすら進みます。

 

「フィニッシュまであと1km」の表示を見たとき、そういえば去年はこのあたりはほとんど歩いていたなあ、ということを思い出しました。今年は走れている。もしかしたら13時間15分切れるかしらん?去年は歩いたビッグアリーナに向かう坂道も、今年は走って上れそう。今シーズンは故障と練習不足に泣いて一つも自己ベストを更新できなかったけど、最後の最後の高山ウルトラで100kmの自己ベストは更新できそう。いろんなことを考えながら進みました。

 

しかし、最後の西高校南の交差点で赤信号につかまってしまい、13時間15分切りはほぼ不可能に。まあ、これはしょうがない。公文書館でトイレに行かなければ良かったなあ。

 

あとはビッグアリーナまで直線。先にゴールしたランナー、応援の人たちの声援を受けながら、今年は走ってビッグアリーナへ。

 

ビッグアリーナの敷地に入ると、応援に来ていたラン友さんのご家族が声援を送ってくれた。手を振りながらフィニッシュゲートに向かう角を曲がる。

 

今年も無事にビッグアリーナに帰ってこれた!しかも今年は精神的にだいぶ余裕もあったし、エイドも楽しめた!

 

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90km~フィニッシュ ラップ 1:16:39 Ave. 7:40/km (昨年のラップ 1:24:01)

 

タイム 13:17:35

ネットタイム 13:16:44

 

ゴール写真の奥に立っている青色のTシャツの男性、この方が高山市の國島市長。毎年飛騨高山ウルトラマラソンのフィニッシャー全員とハグをするという別の意味でのウルトラマラソンを敢行しているものすごい方。國島市長とがっちりハグをし、こうして今年の僕の飛騨高山ウルトラマラソンが終わった。

 

ちなみに僕を抜き去っていったラン友さんは僕よりも3分も早くゴールしていた。ラン友さん曰く、「てつさんにマラソンはメンタルのスポーツだって言われて奮起した」とのこと、いや、それでも90km以上走ってきて疲労困憊してたのに、最後僕よりキロ1分近く速く走るってのはどうなの。

 

それよりも、自分としては公文書館で出た血尿がものすごく気になった。脱水?ロキソニン飲み過ぎ?急性腎不全から透析、とかいろいろ最悪なパターンを想定しながらとにかく水を飲まなきゃ、と給水所で水を6杯ほど飲んだら今度は気持ち悪くなったwww

 

ビッグアリーナの中でジャージを着て、高山駅行きのシャトルバスに乗り、高山駅で嫁さんとムスメちゃんと合流。その足でひだまりの湯という日帰り温泉施設へ。

 

そこで100kmぶんの汗を流し、ジェットバスで体をほぐし、さっぱりして帰る予定だったのですが、なにぶん脱水気味だったこともあり、そこで買ったスポーツドリンクを少し飲んだら気持ち悪くなってしまった。

 

で、そのまま嫁さんの運転で帰宅の途についたのだけど、後部座席の揺れに耐えられず、車の中で吐いてしまいました。嫁さんが「気持ち悪いんならビニール袋用意して!」と叫んだ直後の出来事。嫁さんの車だったので、そのまま吐いていたら家庭内戦争の原因となるところでしたわ。

 

そんなわけで今年の飛騨高山ウルトラマラソンのレポはおしまい…といったところですが、次回はレースの装備をちょこっとだけ紹介しておしまいにしますね。