てつさんのジョギングダイアリー

発作性心房細動のアブレーション治療から復活を目指してます

ジョギング8.04km・飛騨高山ウルトラマラソン2019【その5・第5関門公文書館まで】

 どうも、てつさんです。

 

今朝は5時半過ぎに起床。しかし、やっぱり体がまだ布団で寝たいと訴えています。

 

うーん、まだ疲れが抜けてないのかなあ。

 

窓の外を見ると雨は上がって走れそうな天気。

 

さすがに今日走らないと100km走ったあと1週間のランオフになっちゃうしな。

 

うだうだと布団から這い出して、のろのろと着替えます。

 

ゆっくりでいいから6kmくらい走ればいいや、とスタート。が、走り出すと調子がいいものでもう少し走れそうかな?と思っちゃって少し遠回りして帰ってきました。

 

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まだ着地したときの大腿四頭筋の痛みが残っているので、しばらくは負荷の高い練習はできないかなあ(どっちにしたって普段あんまり負荷の高い練習してないけど)。

 

ま、とりあえずこれが飛騨高山ウルトラ後の復帰ラン。これから少しずつでいいから走れる体に戻していきましょう。

 

*****

 

だんだん長くなってきましたが、引き続き飛騨高山ウルトラ100kmのレポの続きをいきます。

 

これまでのレポ→【その1】【その2】【その3】【その4

 

77.9kmのエイド、村山公民館を出て200mほど進んだところで座り込んでしまった僕。

 

次のエイドは82.8km、4.9km先ですがこの4kmがホントに長く感じるのは去年までの経験から分かっています。時間はまだ15時になる前、残り22kmを3時間で行けば13時間は切れることは分かっているんだけど、体が言うことを聞きません。走ることを体が拒否している。

 

座っていると、通りがかりのランナーが声をかけてくれます。

 

「大丈夫ですかー?」

 

「大丈夫でーす」と返事をします。

 

いや、別に足が攣ってるわけじゃないし、確かに足は痛いけど、歩けないほどじゃないんだよなあ。

 

さらに別のランナーさんが声をかけてくれました。

 

「エイドに戻った方がいいんじゃないですかー?」

 

「いや、大丈夫です。進みまーす」と、つい、こう答えてしまいました。

 

そう、進むんだよね。

 

別に意識してその返事をしたわけじゃないんですが、ここで座っていても仕方ない、と腹をくくります。歩きでいいから進もう。13時間とか、そういうのはとりあえずいいから、進もう。

 

立ち上がって、とぼとぼ歩き始めます。ウルトラは復活することがあるって聞いたことがある。それなら復活するまで、歩きでもいいから前に進もう。きっとそのうちまた走れるようになるさ。今の状態じゃラスボス峠を進むことすら自信がないけれど。

 

 15時4分、80km地点到達(この時点で去年どんなタイムで80kmに到達したかは覚えていませんでしたが、どうやら去年は15時31分だったようです)。

 

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ただ、去年90kmに到達したのが17時ジャストだったことはよく覚えていて、あと10km進むのに2時間弱は時間があるな、と思いました。

 

しかし、歩いていても82.8kmのグリーン薬局前エイドは遠い。しばらくすると、緑ゼッケンを着けて走っている人がちらほら併走するようになります。緑ゼッケン、71kmの人たちだなあ。僕もこのまま71kmの人にまぎれてビッグアリーナに帰りたいよ。

 

それでも、とぼとぼと歩いているうちに少し走ってみようかな、という気が起きてきて、時々走りも交えることができるようになりました。完全復活まではいかないけど、多少は復活。

 

グリーン薬局前エイドにようやく到達。ここからまた次のエイドは4.6km先。ここに来てのエイド4km先は絶望的に遠い。でも、なんとなくさっきよりも走れるような感じがしてきた。少しずつ一度に走れる距離も増えてきました。

 

しばらく行くと、また100kmと71kmの分岐点の信号交差点。信号待ちの間に少しストレッチをして、走り出す。お、走れるじゃん。信号が赤から青に変わって交差点を一緒に走り出した4、5人の中でも3番手くらいのペースで進むことができるようになっています。よし、だんだん復活してきたぞ。

 

87.4km、八日町新鮮野菜販売所エイド。ここではどぶ汁をいただきます。豆乳をだし汁と塩で味付けした優しい味。体が少し冷えてきていたので温かいどぶ汁をいただきました。

 

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(もちろんおかわりしてもう1杯)

 

まだ完全ではないけれど、かなり復活。ここから始まる「ラスボス峠」に挑みます。

 

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遠くに見える上り坂はラスボス峠のほんの序の口。これくらいならまだ走って登れますが、本物の峠に入ったらやっぱり走れませんでした。ラスボス峠の頂上まできたらそこが90km地点。到達時間16時35分。結局10kmに1時間半かけてしまった。

 

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しかし、去年はここを通過したのが17時ジャスト。それでも20分以上速く到達しているし、去年のタイムから考えたらここからきちんと進むことができれば、13時間切りをあきらめるにはまだ早い。

 

ラスボス峠のダブルピークの2つめの頂上を越えると、走って坂を下り始めます。そして丸山さんが説明会で「ソーラーパネルが見えたらあとはフラット」と言っているソーラーパネルも見えてきました。よし、ここから。

 

坂をキロ6分で駆け下りて、途中の91.0km地点のエイドで最後のトイレピットイン。

 

おそるおそるお小水の色を確認…あ、あ、あ、

 

 

赤くない!

 

今回の飛騨高山ウルトラ、とうとう最後まで血尿は出ませんでした!

 

ちょっと嬉しくなって、このエイドではスイカをいただきます。

 

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もうホントに食べて飲んでばっかりだったのでお腹の中はたっぷんたっぷんだったんですけどね。それでも食べたくなっちゃうんですよね。

 

さらに坂を下りて、国道158号線に出ます。フラットな国道158号線に出ると、それまでの撃沈っぷりが嘘みたいにキロ5分半くらいのペースで進むことができるようになりました。おお、これがウルトラ名物の「復活」なのかな。というか、もういいから早くレースを終わらせたいんだよ。

 

今は、タイムとかよりも何よりもとにかく早くフィニッシュに帰りたい。早くビッグアリーナに帰りたい。そんな一心でキロ5分半程度のペースで進みます。

 

そこからしばらく走ると93.3kmの第5関門、公文書館

 

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時刻は17時ジャスト。あと6.7kmを1時間で走れれば13時間は切れる。

 

ペースはどれくらいだ?キロ9分弱で行けるのか。今のペースで走れている限り、このあと歩き倒さない限りは13時間切りも大丈夫そうだ。

 

これでようやくメンタル的にも復活します。

 

さらにつづきます。